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水晶の中でも紫色、藤色、ライラック色をした水晶をアメジストといい、古代ギリシアやローマでは古くからアメジストを身に付けていれば酒に酔わないと信じられていました。また、アメジストの杯から酒を飲むと酒に酔わないとも言われました。酒酔いを防ぐという特性は、情熱的な熱狂や邪悪な考えを抑制する力にも通じ、精神の平静を保たせ、知性の働きを高め、職業上の洞察力を高めるとも言われています。感情の乱れを安定させ、不純物を取り除く力をもっています。また、頭の上にかざすと第六感を高める効果があるようです。

黄色や黄金色の水晶の総称で、別名シトリンの名前の由来は
柑橘系の意を表すCitrusから来ています。
水晶に属し、太陽を象徴する石のひとつである黄水晶は、
自信と希望を与え意欲を高めてくれます。
自己表現が苦手な人が用いると性格が明るくなり、
豊かなコミュニケーションがとれるようになります。
また、温かみのある色が悲しみや不安から心を解放してくれる
力を宿しています。

一般に無色透明なものをロック・クリスタル、
不透明なものをクオーツと称します。
水晶の名前（Quartz）はギリシャ語で "氷" を意味する "クリスタロス（Krustallos）" から、クリスタルという英名になったと言われています。
最も一般的に出回っている鉱石の一つです。
水晶のもつ力として、強い浄化力と治癒力があります。
持ち主のエネルギーと共振し、高めて放射する働きを持っているので
直観力を研ぎ澄ませてくれます。
また、細胞の再生を促し、新陳代謝を活発にするとも言われています。

日本名「紅水晶」。ピンクやピーチ色の水晶の総称。
女性性を高めるこの石は、古代から愛と美の女神アフロディテの
意思として持ち主の美意識を引き出してくれます。
そして心の石とも呼ばれ慈愛と優しさを育み、
感情を安定させてくれます。
また若さと美しさを保つ作用も持ち合わせているので、
貴方の中にある美意識に強く働きかけてくれることでしょう。

青色（空色）縞瑪瑙などとも称され、アゲート（メノウ）の中でも淡い青色で、美しい白いレース模様のある石です。チベットでは蓮の花に例えられ、古代より「神の石」として崇められてきました。ブルーレースアゲートは、感情が高ぶり冷静さを失っているときに用いると、情緒を安定させる作用があります。焦燥感や怒り、恐れなどの感情をなだめ、物事に着実に取り組めるように支えてくれます。また、コミュニケーション能力を高め、人間関係を円滑にする作用があります。

翡翠と言うと、ジェイドという英語が出てきます。ジェイドは確かに翡翠ですが、一般的に翡翠は軟玉（ネフライト）と硬玉（ヒスイ輝石、ジェダイト）の２種類に分類されます。
翡翠は純粋さと平穏さの象徴で、静寂の中に集められた叡智を意味します。あらゆる災難から身を保護する力があるといわれています。
また、人生の成功と繁栄を守護する石とされ、潜在する能力を強めて、知恵を引き出し、貴方が望む目標へ導いてくれます。東洋では非常に高く評価されており、愛と慈しみを深める力も持ち合わせています。また、幸運と友情をひきつけると信じられています。

日本名「バラ輝石」といわれ、名前の由来はその特有の色からギリシア語で薔薇を意味するrhodoに由来しています。鮮やかな濃いピンク色の石は苛立ちを鎮め、不安や恐怖を消し、心身のバランスを保ち、優しく愛情豊かな人間にしてくれるとされます。持ち主に自信を与え、愛に対して心を開き、積極的な行動を促すとされる石です。この石は、あなたの中にある愛への誤解を解き、主体性を持って生きるようにサポートしてくれるでしょう。また、この石には美的センスを高める力もあります。さらに能力を最大限に引き出して創造的なアイデアを与える働きもあります。

ラピス・ラズリは青色に金を散りばめたような独特の模様をもち、その名前は、ペルシャ語で石を意味する "lapis" と、青色を意味する "lazuward" に由来しています。日本名では瑠璃といわれ古来から愛され続けてきました。ラピス・ラズリはあらゆる幸運と成功を呼び寄せる石とされていますが、それ以外にも知力、洞察力、判断力を高める、心臓と脈拍を安定させる、などの力があるとされています。
心身の病を癒し、誤った考え方を矯正し、危険を回避して幸福に導いてくれます。人生の中で決断を迫られたとき、迷いを取り払い進むべき道をまっすぐに照らしてくれます。

アベンチュリンは石英系の石なのですが、主要産地がインドで、その美しい緑色から翡翠の代用とされたため、俗に「インド翡翠」とも呼ばれました。ヒーリングのパワーは負けず劣らず優れています。身体の疲労をとり、緊張を解いてストレスを解消させてくれるといいます。
また、視力回復にも使われたとされ、古代チベットでは真理を見通す仏の眼力を象徴するため、仏像の目にアベンチュリンをはめこんだとか。精神面のバランスを取るにはうってつけの石なので、感情面で傷ついた心を癒したり、子供の情操育成のために子供部屋においたり、リビングなど家族の集まる場所におけば家庭円満の開運効果があるとされます。また、新しく何かを始めたい人、再スタートを切りたい人にもよく、フレッシュな気持ちでやる気が出てくることでしょう。

クオーツの顕微鏡的な結晶が集まって塊状になっているものをカルセドニー（玉髄）といって、その中でも縞模様になったり色がついたものを「アゲート（瑪瑙）」と分類されています。このうち縞目のない無地の赤色アゲートが「カーネリアン」と呼ばれます。中に含まれる鉄分の影響で、赤や赤橙色などになります。旧約聖書にも登場するほど、古くから人類との関わりあいを持つ石です。古代より、カーネリアンには強力な魔力が宿っていると信じられ、この石を持つとあらゆる願いが叶うとして大切にされてきました。「悟りの石」とも呼ばれています。カーネリアンは、人の好奇心を刺激し、興味をかき立て、集中力を増してやる気をおこさせ、行動をせきたてるとされます。アゲート（瑪瑙）は豊作や富をもたらし、力強さと勇気を与えてくれると考えられてきました。身につけると、内側から力が溢れてくるのがわかります。それが、行動力や勇気をもたらす源になると考えられます。また、行動力が上がることで、財運を引き寄せる効果があると語られてきました。「復活」を表す石とされ、生きる喜びをもたらし自分の持つ能力を十分発揮できるようになり、魅力的になると言われています。

コランダム鉱石の中で紅い色を保有するものをルビー、蒼い色のものがサファイアと呼ばれます。名前はラテン語で赤色を意味する "ruber" に由来してルビーと名付けられました。燃えさかる結晶は焔の力を有するとされ、この石には、持ち主の情熱をかき立てて、能力を最大限に引き出す働きがあるようです。苦難や障害をものともせずに栄光を手にするように導いてくれます。勇気と自信を高め、戦いに勝利をもたらすこの石は、恋をつかみたいとき、アプローチの成功を願うときにも効果的です。また不幸や病気から身を守り、血を清めるとされたため、健康と幸運を招く石ともされております。

研磨した虎目石は、表面に人々を魅了するシャトヤンシー効果（キャッツアイ）という特性を帯びることで知られています。名前の由来は、英名和名ともにこの特性に由来して名付けられました。この石は災厄をさけ成功をもたらす石とされています。集中力や洞察力、決断力を向上させることで仕事をスムーズにこなせるようにするだけでなく、金運を良くして富を呼び寄せる力があるとされています。また、様々な厄介事や災害を遠ざけて身を守る力があるとされています。頭脳を明晰にして決断力を高め、成功へと導いてくれます。また、この石は目標を見失うことなく、現実と理想の両方を同時に見つめる大きな視点を与え、あなたが簡単に物事を諦めないように意志の力を強くして進むべき道を照らしてくれます。

ヘマタイトとはギリシャ語で「血の石」という意味。黒っぽい石なのですが、研磨すると銀色の光沢を帯びるので、鏡の代用とされたり、「黒ダイヤ」として売られたこともあります。さらに傷を付けるとそこだけ赤くなるため、この名が付けられました。メタリックな輝きの結晶をもつこの石は、精神力を強化して、願望を実現させる力があると言われています。どうしても達成したい目標があるときにもちいると、雑念を払い目標達成へとサポートしてくれます。
また、古い考えや習慣から解き放ち、困難を乗り越える勇気を与えて生産性を高めるとも言われています。生命エネルギーを高めるので、自然と活力と自信をもたらします。また危険から身を守る邪気祓いの石としても期待できます。

コーラルアゲートは何億年も前のサンゴの化石が長い年月をかけて少しずつメノウ化したもので、真珠や琥珀と同じく、有機物が結晶化した宝石です。研磨するとまるで菊の花の様な模様が浮かび上がることから菊目石とも呼ばれています。
生命力に溢れた広大な海と、太古のロマン漂うコーラルアゲートは豊穣の象徴であり、古代より人々にとても愛されてきました。日本では長い時をかけて生み出される事や、また珊瑚を産後と解す事から、長寿と子孫繁栄のお守りとされています。
また愛情豊かにし、コミュニケーションを円滑にする働きもあります。